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Calibreで pdf→mobi変換

Django Bookを読む、と決意した訳だけど、どうせだったら手持ちのKindleに入れてどこでも読みたい。
ところが用意されているのはpdfファイルのみでePub形式は見つからない。
前に書いたけど、普通のpdfファイルは文字が小さくてそのままKindleで読むのはちょっとツラい。

ということでpdf→mobi変換できるソフトを探して、CalibreというGUIベースの電子書籍管理ソフトを発見した。
書籍ファイルを色んな形式に変換したり、Kindleにワイヤレスでファイル転送したりする機能が搭載されていたりと、大分豊富に機能が取り揃えられているみたい。

で、実際に使ってみるとかなりお手軽にpdf→mobi変換することが出来た。

実際の手順は下図のような感じ。

たった4ステップの簡単なお仕事。
Django Book(全437ページ)の場合、この後1分半くらいの処理時間で、ファイルが出力された。

ただここで一つ問題が発生。
pdfのページ数や文書タイトルなどが含まれたヘッダがmobiファイル内のすべてのページに挿入されてしまっている。。

これを回避するためには変換時に詳細設定をいじくる必要がある。
このソフト、どうやらファイル変換時に元のファイルをhtmlに変換し、そのhtmlを所望の出力ファイルに変換しているみたい。
Calibreにはこのhtml形式の中間ファイルに対して正規表現で検索、置換する機能があって、これを利用することでヘッダを消す、などの自由な編集作業が可能になる。

検索置換の設定はConvert画面のSearch & Replaceで行える。
この画面には設定の入力フォームだけでなくhtml形式の中間ファイルを閲覧して、作ったパターンを試すためのウィザードなんかも用意されていたりする。

出力ファイルの細かいレイアウトがちょっとアレな感じだったりして、まだまだ完璧とは言いがたいけど、それなりに読める感じになっているので、しばらくコレを使ってKindleライフを送ってみよう。

Kindle買った


Kindleを買いました。
先日のAmazonの発表を見て、その安さと軽さに魅力を感じ、ポチってしまいました。
昨日家に到着したので、一日いじってみた感想を書いてみます。



良いところ

1.軽くて薄い

とにかく軽くて薄い。サイズが166 x 114 x 8.7 mm、重さは170g。少し厚手の文庫本と同じくらいの重量。本体の厚さがかなり薄いため体感的にはiPhone3GS(135g)よりも軽く感じました。
ということで携帯性は抜群。鞄に入れても全く邪魔になりません。
ただ、片手で持つには少し大きめな感じがします。
通勤電車の中で片手で持って読もうとしたのですが、うまくバランスが取れず少し不安定でした。
ただ、重量的には片手で持っても問題ない重さなので慣れれば片手でいい感じに持てるようになるかもしれません。

2.安い

Amazon.com専売なのでアメリカからの輸入になるのですが、送料込みで1万円弱くらいでした(ちなみに購入したのは広告なしの$109バージョン)。他のタブレットとは機能面で大きく異なるので単純には比較出来ませんが、割と頻繁に使用する電子デバイスの値段としてはかなり安いと思います。

3.USBメモリのようにファイルを扱える

Amazonで買った書籍はKindleを無線LANに接続して、転送します。それ以外のファイルをKindleに転送するとき、USBメモリみたいな感じで、ドラッグ&ドロップで突っ込めばいいだけなのですごくラクです。

Macに接続したときの様子。documentsフォルダにドラッグ&ドロップするだけで転送完了。



悪いところ

1.5-way ボタンが押しづらい

本体下部中央に5-way ボタンがついてるのですがこれが押しづらい。メニュー画面などのカーソル移動や決定に使用するのですが、上下左右移動のボタン面積が狭く、真上からボタンを押下しないとうまく反応しません。

コレ。決定ボタンの周囲を囲むように上下左右ボタンが配置されてる、が幅が狭く押しづらい。



2.日本語のpdfファイルは読みづらい、、かも

これはファイルにもよると思うので、断言はできないのですが少し日本語のファイルは読みづらいな、と感じました。
英語の文章はかなり読みやすいです。一つ一つの文字がはっきりと認識でき、スラスラ読めます。



こんな感じ。ハッキリクッキリ。



ただ、日本語のpdfファイルはそのままでは読みづらく、メニューでコントラストを調整したり表示の縦横を切り替えたりしないと読みづらかったです(ちなみに参考にしたファイルはPythonのリファレンス郡)。


文字が小さいため漢字がつぶれてしまう。色が薄い文字もよく見えない。


横向きにするとよく見える。が、画面に1ページが収まらなくなる。



ということで、基本的には英語の文章を読むためのデバイス、と考えた方が良いと思います。
日本語の文章ファイルをガンガン読みたい場合はKindle用にチューニングする必要があるのかなぁと。

自分は通勤時間の英語学習用として購入したのですが、かなり満足してます。
薄くて軽いというのがとにかく良い!
通勤鞄に入れてかさばらないというのはかなりうれしいです。
これを機にガンガン読書していきたいなーと考えてます。